サノフィ/武田薬品 糖尿病の疾患啓発で提携について思うこと
サノフィと武田の提携、狙いは?
https://nk.jiho.jp/servlet/nk/kigyo/article/1226577889600.html?pageKind=outline
SGLT2 inhibitorのすべての製品が2社以上での販売とアライアンスが非常に重要になってきている糖尿病領域であるが、サノフィ/武田が疾患啓発で提携というのはニュースには驚いた。
ラッキーなことにサノフィ:アマリール、ランタス、アピドラ、リキスミア、アプルウェイ、武田:アクトス、ネシーナと同じメカニズムの製品がないことから、このような提携が成立したと推測される。
ただ疾患啓発を提携して、お互いにとってどんなメリットがあるのだろうか。
それよりもこのニュースであったネシーナとアプルウェイの合剤がメインなのでは?と考えてる方が妥当だろうか。
DPP4 inhibitor/SGLT2 inbhiotorの合剤はLilly/BIの連合軍をはじめいくつかの会社が海外ではデータを発表しはじめている。この流れにSanofi/武田も遅れまい、ということだろうか。
SGLT2 inihibitorは日本だけ6製品も登場と海外と異なった市場となりそうだ。
日本のみで承認される合剤も含めて、各社戦略を立てる必要があるのだろう。
ところで、このSGLT2 inihibitorだが、DPP4 inhibitorほどインパクトがあるのだろうか。
少なくとも副作用という面ではDPP4 inhibitorほど安心して使える薬ではない印象だ。
意外にもSGLT2 inhibitorが使い勝手が良くないよね、ということになってしまうと、このSanofi/武田のアライアンスもあまり意味のないことになってしまう可能性もあるのだろう。