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Pfizerが市場最大規模のM&Aを画策か

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市場最大のディール成立なるか?


PfizerがイギリスNo.2の製薬メーカーAstraZenecaへ1000億ドルの買収を提案したが、AstraZenecaがこの案件を拒否した模様。
しかし、再度Pfizerはアプローチするだろうと言われているようで、この金額はどこまであがるのだろうか。

uk.mobile.reuters.com/article/idUKBREA3J08U20140420?irpc=932


2009年にWyethを買収した際は680億ドルということで、もしこのM&Aが成立すれば、それを超える製薬メーカーで最大のディールとなる。


どうやら、癌関連のパイプライン、特に今最も注目されているimmuno-oncology関連の充実が主な要因のようだが、AstraZenecaの呼吸器領域も手に入る。

M&Aによる効率化なんかも考慮されているだろう。


糖尿病関連で言うと、PfizerはライバルのMerckとSGLT2 inhibitor Ertugliflozinを共同で開発し、Phase2に昔から注目されている標的であるACC inhibitorなんかも手掛けている。

一方でAstraZenecaはBMSからの糖尿病のパイブラインを購入したばかりで、DapagliflozinやSaxagliptin、GLP-1アナログなんかも有している。


AstraZeneca級の会社がM&Aの対象になるということは、日本の製薬メーカーはすべて魅力的であれば、その対象になるのだろうか。

それとも、現状は日本の製薬メーカーはそこまで魅力的には見えないのだろうか。


今後も注目だ。